1107日記

母親から「昨日 おまえが泣いている夢を見たので心配になった」と連絡がきた。驚く事に、今朝私の夢にも母親が出てきたのだった。内容はもう忘れたけど良い夢ではなかったはずだ。

これのせいか、疲れているのか、今日は起きるのが16時過ぎてしまった。正確には10時、14時に起きたが。目覚めはしているのに起き上がる事ができない、そういう日があるたびに胸くそ悪さを拭えないままなんとか夜をやり過ごす。

母親からの連絡には、部屋の更新手続きの時期だろう、手続きは出来たかと心配する文面が続いた。もうそんなの先月終わらせたよ。

あなたの子は27歳で、高卒だから社会人歴も8年目、会社では中堅社員からベテランの領域であります。心配いらないよ。と気が進まないが返信を打ち込んでいるところに不動産会社からの電話が入った。いきなりの電話には出ないくせがあるので、音だけ消して切れるのを待った。留守番電話によると「更新手続きの件で折り返し連絡が欲しい」との事だった。

提出書類になんか失敗があったんだろうな。

母親の心配が的中して、むず痒くて、このことは返信には書かなかった。

「元気でいるよ、やっているよ」とだけ入力したところで「今私は、昔のあなたの虐待等を具体的に書いた本を作っています」とか言ったら倒れるだろうな、と思った。

 

 

目を擦りながらiPhoneを撫でると大量のGmail通知がきていた。

 「11/11までにご対応ください」「企業からオファーが届きました!」「選考結果のご連絡」

いまや慣れてしまったが、今私のGmailには私自身の価値がひっきりなしに届く。指を動かすだけでそれがいつでも閲覧できるというのは、大変疲れる。体力がある時にまとめて読もうとするとあっという間に期限間近になっていて、だらしなさに落ち込む。いつまでもぼうっとしてたい。

 

 

 

 

歳を取ったからじゃなく、なるべくしてだと思いたいが、許容したり好きになれるものが増えたように思う。

虫が飛んできたりするからすごく嫌だった居酒屋の外の席も今や良いと思える。人が良いと言ってた音楽も素直に聴いて素直に気に入ったり。好きなものや好きな人が増えるたび、好かれているか少し気にする自分を嫌いになる。

素直になっていくのは嫌じゃないけど、人や物を許容しすぎると自分のスペースがなくなっていく恐怖があって、揺るぎない居場所って別に存在しないのに憧れたり。

「嫌いなものは似ている」と最近考えるようになった。

ジャンル関係なく共通項に対しての嫌悪であり、対象じゃなくて要素で嫌ってるのだと思う。私は「しつこい」「効率が悪い」「つまらないのにうるさい」が嫌いな要素だと思っているが「しつこい」「効率が悪い」「つまらないのにうるさい」人が友達だったら、恋人だったら、それなりに好きになってしまうんだろう。

それでも好きになってもらえるかはわからない

許した気でいたけど実は許されてる、生活はそういった種類の愛情で成り立つ

早く誰か私を許して欲しい