ピンクピンクピンク

「暗い海で迷う船を灯台が光で導くように、困ってたり迷っている人に手を差し伸べ、優しく導くことができる人になって欲しい」という由来で名付けられたのに、私の名前には「海」も「光」も「優」も入ってない

出産した時に住んでいた地方の、とある崖から海を見て思い付いたのだそう  

おかげで一生を名前負けして過ごすこととなった

 

「やわらかくてかわいいっぽい」という理由で平仮名表記を決定されたこの名前が、あまり好きじゃなかった  

「漢字の方がかっこいいから」

この名前をつけた人と私は似た者同士だ

 

母親と会うのはあと何回で

そのうち何回を辛くならず過ごせるんだろう

いい名前をありがとうとか、そういうことを言える日がくるだろうか

死んだとしても、この人を忘れることはできないと思う