いろんな脳を介護する日々

あけおめ 人より早めにやってきた2019年に中指を立て続けている為、ありえないことに肘を攣った

 

毎日の仕事において、理解度の確認を大切にしている。

理解や解釈は人によって違いすぎる。

「これは花です」と差し出したものを「綺麗な薔薇だ」と受け取る人もいれば「棘があることなんてもらう時に聞いてない」と言う人もいるし「どうせ枯れるならばいらない」と受け取らない人もいるし「食べ物がよかった」と言う人もいるし「持ち帰る為の入れ物もほしい」という人もいる。

「これは花で、色は赤です。薔薇という品種で、冬場は大体10日〜15日は花が楽しめて、棘があるので触れるときに注意が必要です。」と説明を受けて初めて納得がいく人がいる。一方で説明の幼稚さや長さに辟易する人がいる。

 

少し極端だったので身近な例を出してみたいと思う。

 

◼️あなたがネット、保険、公共インフラや、まあなんでもいいが、なにかの契約をしようとしているとする。すると契約先からこんな提案があった

 

来月から1年間、月々の支払いに1000円の割引を入れられます

 

ここからどういう思考をするか考えてみてほしい。

当然、正解はないが、あなたの一生はこういうところで決まるのだと思う。

 

一般の人がここから考えられること 


1000円の割引は1年で終わる→1年後、月々の支払いは1000円高くなる→1年後以降、1000円高くなると月々の支払いが○○○円になる。

 

ここまで理解できる、予想ができるのではあれば、なにもいうことはありません。

 

頭の回転が早く、損得を正しく捉えようとする人は以下も確認をするでしょう

・この割引を受ける為の条件

・月々での割引でなく、一括で還元を受けることは可能なのか

その場合、ポイント、商品券、現金等の中から、どういった方法で受け取れるのか

・引越しや他社への変更、名義の変更等、諸手続きや滞納により、この割引がなくなってしまう可能性はあるのか

などなど

 


「は?こんなの当然じゃん、キモ…」という反応の方、頭が良く、嫌なやつです

 

それでは、一般の方や、頭が良く嫌なやつ以外の方々がどう思考するのか、ということを考えてみましょう

 

 

・1000円やすい やったー

 

 

これだけです。

1000円の割引が1年間入る=1000円の割引は1年で終わり、それ以降1000円高くなる ということが、普通に思い浮かばない人が一定数、います

 

 

ここから予想される未来は以下

 

1年後、1000円高くなった月額料金に激怒し、真っ赤な顔で『1年割引が入るとは聞いたが、1000円の割引が終わると月1000円高くなり、月々の支払いが○○○円になるとは聞いてない』と唾を飛ばしながら怒鳴り散らしています

 

お気をつけください。

書いていてわけがわからなくなったが、人間の理解や解釈はそういうものです、そんなものなので必死でやっています。

これは老若男女相手を問わず介護と同じだと思っています。介護職だと思っています。それでも、今の仕事は好きです。

好きな理由はまた今度話します。

 

 

 

 

ここから別の話

 

コミュニケーションと相互理解についてよく考える

 

「A(という仕事)やってる?」

「(やってないけど、Aをやってほしいのか?、今の作業の手を止めて実施の有無を確認すべきか、それとも雑談ついでなのか?)やっていません」

「なんで?」

「(これはやんわり怒られているのか?純粋な理由を聞かれているのか?優先順位を高めろと言いたいのか?)Bという仕事を優先しています」

「そっか、オッケー」

(なにが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!??????)

 

ということがたまにあります

嘘です、結構ありました

 

少し前まで「やってほしいなら最初からAをやってほしい」と言え。やりとりの効率が悪い。 意図を教えてもらえれば、的確に返せる。意図を先に明かせ と思っていましたが、これのモヤモヤに対して、1つ理解を深めました。

 

思考の遊園地で遊んでみたところ、これは相互理解に対する姿勢の現れだということが最後に寄ったお土産屋さんにあった車のおもちゃ箱に書いてありました。

つまり、こういう時の相手は意図を伝えようなんて気がそもそもない。なぜなら、相手にとって、意図を伝えることさえ、自分の手間だから。

 

単純にAの進捗を知りたいだけで、目の前の相手と理解や認識を擦り合わせる気がないから、それ以上は自分の時間の無駄と捉えて、相手の思考はバッサリ切る。考えた側の取り越し苦労というやつだ。優しさとはなんだよ、

私は自分を考えすぎる性格だと思う。自覚がある。 出来るだけ効率の良く気持ちのいいコミュニケーションがとりたい。相手が冗談が好きな方なら、冗談を言い合いたい。

 

相互理解を深めながらお互いの効率を高めたいと思う自分の気持ちと、トップダウン的な処理で進めていくのが最良と疑わない人の頑固さの乖離でストレスになっていた。やっと気がつけたのだ ここまで長かった

実感した時、所詮引きこもり上がりだなと笑った

以上