大勝利

 

去年の夏 誕生日が来る前 今思えば相当、劇的にバグってた時期、よく母親が「お前が悪い、被害者ぶるな」と子どもを殴って、子どもはなにが悪いか、なにが被害者か、口の中が痛い ということしか考えられなかった事や、利用された時のことや、嘘をつかれた時のことや、裏切られた時の事や、会ったこともな父親の事や、トラウマを植え付けられた事を1つ1つ思い出してどの時もヒーローはいなかったなあ、と妙に納得していた。

誰の人生にもヒーローはいないし、いや、いるのかもしれないけど、人間世界の市場価値上、殴られるような子ども、忘れてないような大人に一発逆転なんてないのを知った。どこまで行ってもあの時の子どものままだ。思考が止まって、血が流れるだけの時間が今も終わっていない。

勝ったと思えるのは、笑い上戸になれた事。いつからかわからないけど1人でも人といても、勝手に遊んで笑うようになった。テイストを変えて書いてみて、読んでる人を困惑させようとしています。私だいじょうぶ