大杉漣が死んだ

飲み屋に向かうため歩いてる途中、連れがスマホを見て突然「大杉漣、急逝だって」と言った。「明日は雨だって」くらいの感じで。それを聞いて一瞬立ち止まってパニックになって、コートのポケットの中で煙草の箱をぎゅーと握りしめてしまった。大杉漣は私にとっても特別な役者だったし、ツイッターで流れてくる大杉漣の逸話よりもずっと大事だった。 そういえば人は死ぬと思い出した。死んだから特別なんじゃないよ。自分が大杉漣に出来ることなんかなんにもないけど、ちゃんと好きで尊敬があること、書けるところがあって、誰が見るわけでもないけど、なんかよかった