お餅日記②

去年の夏、うつ病になったり顔面麻痺したり不眠になったりしながら会社を辞め、どうやらこの手続きの際にミスをして、それ以降も気がつかず、今月になっていきなり市民税の支払いが10万9千円滞納で財産差し押さえます!というところまでになった。しょうもない貯金の中から、10万9千円がしょぼくれた顔をして、だけどためらないなく出ていった。さようなら。

今の会社の給与明細を確認したところ、やはり給与天引きになっていないので、入社手続きの際もミスっていた事になる。どうなっちゃってんだよ。いい加減にしやがれ。

 

「もう許してほしい」と願うことは、この他にも山ほどある。何故か先月紛失した保険証の再発行もできていない。引っ越して1年ちょっと、公共料金を口座振替にすることだってままならない。モバイルSuicaのアプリのバグでチャージを繰り返し、2千円入れるつもりが9千円チャージした。 それで、その架空の金で横浜へ行って、大喜利の大会を観た。カッケー 面白すぎて涙出た。大喜利について詳しく話す事は、鬱陶しいことを言われるリスクが伴うし、そうなると嫌なのであまりしたくない。でもたまに言いたくなる。許してほしい。めちゃくちゃ面白かった。国技になればいいのに。

 

日常においては、全然笑わないのに「笑った」と口にすることがある。そういった気持ちに持っていきたいばかりか、あわよくば、つられて誰かが笑わないかな、と思ってる。でも最近は疲れてる。何もない私に、優しくなくても笑ってなくてもいいと言ってくれる人は、少ない。

 

帰宅すると、暖房を26度に設定してつける。風速を最大にしないと暖まるのが遅いし、なのに最大にするとその音がうるさくて落ち着くことができない。なにかの恩恵を受けるために、我慢があることのそのものを受け入れられない。だからすぐ消して、震えて眠る。